夫の考え
私と夫の話し合いの中で、
夫婦2人で生きる人生も良いが、
自分は子どもがいる人生を生きたいと熱く伝えました。
また、私は、小学校の教員という仕事柄、子どもが大好きだし、血の繋がりがなくても、日々一緒に過ごす中で愛が芽生えることを知っていました。
一方、夫はどんな風に思うのか聞いてみました。
すると!
「地球上には人間が増えすぎて、環境的に良くない。だから、自分達の子どもを何がなんでも生み出したいとは思わない。(人間が増えちゃうから)」
と環境への配慮(笑)
そして、
「自分はスーパーヒーローでも天皇でもないから、血を残さなきゃならないわけではない。なので、血が繋がらないことは気にならない。」
と言ってました。
さすが夫です(笑)
夫も血の繋がらないことは気にしておらず、
それよりも、
既に生み出されている子どもを育てていくことは、私たちにとっても子どもにとってもお互いに良い話なのではないか?
と前向きに感じてくれていたようです。
子どもがいる人生も夫婦2人での人生も
夫的には、どちらも幸せと思っていたようですが、私の熱意もあり、養子縁組を調べていこうということになりました。
子どもがいる人生
次に、
子どもがいるとどんな人生になるかを話し合いました。
子どもがいると
⚫今までの様な自由はなく、時間もお金も子どもにかけることになる
⚫教育費が加わり、お金が心配
⚫思いもしないようなことが起こる
と不安定要素がたくさんありました。
一方で、子どもがいると
⚫自分よりも大事な存在ができる
⚫今までの経験を伝えられる
⚫未来を育てる感覚になる
⚫何よりかわいい
⚫子どもを通して、新しい世界や価値観に出会える
⚫子どもが生きていく未来に対して、今よりも素敵な未来にしたいなと思える
⚫一緒に過ごすことが何より面白いし、ワクワクする
と心がワクワクしました。
不安定要素もあるけど、ワクワクも多いジェットコースターの様な未来でした。
私は断然ジェットコースターを選びました。
夫婦2人で生きていく人生
私の中で何かが開いた後、旦那と話しました。
まずは、夫婦2人で生きていく未来と子どもがいる未来について、たくさん話し合いました。
夫婦2人で生きていると、
⚫自分の趣味を思う存分やれる
⚫友達とも自由に遊べる
⚫夫と外食したり、旅行に行ったりできる
⚫自分たちのお金を自分たちで好きなだけ使えるから、老後のお金の心配も少ない
⚫お互いを大事にするから喧嘩することがない
などの利点がありました。
私たち夫婦は仲良く、お互いを大事にし合っていましたし、
友達(独身や既婚で子どもなし)が多くいて飲み会たくさん&旅行たくさんだったのです。
穏やかに幸せな日々が続いていく。
これが、夫婦2人で生きる生活のイメージです。
でも、私は物足りない!と感じてしまいました。
なぜなら、穏やかで楽しくはあるのですが、今までたーくさんやりたいことはやり切っていて、色々な場所に行っても既視感があるし、同じことの繰り返しに思えてしまったのです。
楽しいのにどこか退屈で、どこか閉塞感に思えたのです。
なんと!ワガママな(笑)
養子縁組を考えるようになったきっかけ
きっかけは何だったかな?
と思って、当時、知り合いのつてで養子縁組をした方に繋いでもらったことがあり、その時のやり取りのメールを読み返してみました。
当時のそのままのメール(一部抜粋)です。
↓↓↓
不妊治療を続けることや妊娠できない事実を受け入れるのは、本当に辛いですよね。
この仕事(教員)をしていると、子供がかわいくて仕方ない。
さらに、
周りの友達は簡単に妊娠しているのに、自分はなかなかできない。
体外受精も薬漬けで、髪が前よりたくさん抜けてきて、なんで健康だったのにこんなことになっているのだろう?
自分は何がダメなんだろう?
と日々思ってしまいます。
暗いトンネルの中を歩き続けているようです。
でも、ふと思ったんです。
自分が妊娠する事が大事なのか?
それとも、その先の子育てをしたいのか?
そう考えたとき、私は子育てをしたいと思いました。
となると、
自分が妊娠して産めなくても養子縁組で可能になるのでは?と思った瞬間、光が見えてきました。
↓↓↓
きっかけは、このメールにあるように、
「なぜ子どもが欲しいのか?」
をとことん自分に問いかけたことでした。
私にとっては、子どもを産みたいというより、子どもを育てたい!一緒に過ごしてみたい!というところが、子どもが欲しい目的でした。
ここに気づいた時、パァっと何かが開けました✨
4つ目の病院へ🏥
まさか、4つ目までやってくるとは思いませんでした(笑)
この時期には、妊娠出来ない未来もチラついていました。
2020年4月にリプロダクション東京に通い始めていましたが、
その年の9月には、養子縁組を調べるようになっていました。
養子縁組を調べつつも、リプロダクション東京で頑張り、そして、4つ目の病院に行くことにしたイメージです。
リプロダクション東京✨
子宮内膜炎の薬をもらい、改善し、OKサインをもらいました✨
また、他にも着床不全検査をしてもらい、他には異常がなさそうとのことでした。
これで、安心して治療が出来ると思い、未来が明るく感じられました。
リプロダクション東京は、とても高いけど、その分しっかりした病院で、毎回、血液検査をします。
血液検査の数値と子宮の内診で、現状をしっかり確認してから、対策をたててくれました。
先生はたくさんいるものの、しっかりカルテに引き継ぎがかかれていて、安心して通えました。そして、設備も新しいし、コロナ対策(当時、コロナが流行ってすぐ)もしっかりしていました。
リプロダクション東京でも、高刺激で卵をたくさん作り、採卵を2回ほどしました。そして、受精卵がここでも10個ほどできたので、毎回だいたい2個ずつ戻しました。
素晴らしかったのは、その回で妊娠できていなかったら、次は別の対策を練ってくれるところでした。
例えば、別の対策として
⚫薬を変えてみる
⚫1個移植⇒2個移植にする
⚫2段階移植する
⚫子宮の窓を確認(スペインに私の細胞が送られて検査してもらう)し、移植のタイミングをずらす必要があるか調べてみる
⚫しばらく期間がたつと、また、子宮内膜炎かの確認をする
などなど、あらゆる対策をしてくれました。お金はとんでもなく減りましたが、やれるだけやった感じがありました。
しかしながら、妊娠出来ませんでした。
もはや、こうなると着床障害ではなくて、卵に問題があるのでは?
ということになり、転院をすることになりました。