親ばか日記 ~ 特別養子縁組で迎えた こみこ ~

6年間の不妊治療(もちろん体外受精も)⇒恵まれず⇒養子縁組前提の受託で母になる⇒めちゃくちゃハッピー✨

自分たちの両親や兄弟姉妹に伝える

民間団体Aより、

私たち自身の両親や兄弟姉妹に特別養子縁組をしたい旨を話してくださいと言われていたので、伝えていく必要がありました。

 

私の実家には孫がいないので、比較的スムーズに話が進みました。

 

一方、夫の実家には既にたくさん孫がいたので、

私たち夫婦は(不妊治療が上手くいかないのであれば無理をせずに)2人だけで過ごすのも楽しいのでは?

と言われており、特に義母に丁寧に説明をしていく必要があるなと感じていました。

 

 

そこで、3段階のステップで話を進めていきました。

 

ステップ1

不妊治療をしているが、なかなか上手くいかないことを伝える

 

ステップ2

残りの受精卵があと1つで、その受精卵が着床しなかったら、不妊治療をやめようと思うこと。また、その場合、養子縁組も考えたいなと思っていることを伝える。

 

ステップ3

不妊治療は諦めたこと。2人で生きていくことも考えたけれど、どうしても子どもがいる人生を歩みたいので養子縁組に進みたいことを伝える。

 

少しずつ段階をおって

丁寧に時間をかけて伝えたおかげで、

ステップ3の後には、

 

「子どもを育てること自体が大変なのに、今から育て始めるのは大変だと思うよ。2人の方が楽だと思う。そして、血が繋がっていない孫を愛せるか分からない。

 

でも、あなたたちの人生だから、あなたたちの決めたことは尊重します。」

 

と認めてもらいました。

 

義父も

「お母さんも同意するなら、あなたたちの考えを尊重する。」

 

とのこと。

 

同時に私たちも、何がなんでも頑張っていこうと強く思いました。

 

自分の家族に伝えるということは、

それだけの決意を自分たちも持つということだなと感じました。

 

民間団体Aの説明会

今回は民間団体Aの研修のお話です✨

(説明会もあるが、意思は固かったので研修から参加)

 

3月後半の土日2日間に渡り、

びっちりオンライン研修会(事前課題あり)がありました。

 

団体の説明

特別養子縁組制度とは何か?

子どもにとって親と離れるということは?

真実告知について

 

などなど、様々な学びがありました。

 

特に、一番良かったのは、実際に特別養子縁組をした先輩方への質問コーナー✨

zoomで何組かのグループに別れ、聞きたいことを思う存分聞けました!

 

実際に縁組をした方々に、

養親の両親とお子さんの関係をうかがったり、どんな風に伝えたか?を聞いたり、

養親2人とも仕事を続けられたか?を聞いたり、

その時に聞きたいこと全ての質問に答えていただきました。

 

そして、血は繋がっていなくても、お子さんへの愛情は確かなものであり、愛のある家族以外の何物でもない!

と感じたのです。

 

また、縁組をした方々の交流グループがあることも知り、縁組をした後も交流を続けたり支え合ったりすることができると聞いて、安心しました。

 

また、民間団体Aの雰囲気が良く、大事なことを一緒に進めていくパートナーとして、安心しました。

 

2日間の説明会を受けた結果、

次のステップに進みたいねと夫と話し、

審査に進みたいと民間団体Aに連絡しました。

 

 

 

 

 

 

民間団体を探す

児童相談所ではなく、

民間団体で特別養子縁組を目指すことになったわたしたち。

 

でも、どうやって探したらよいのでしょう?

 

早速、知り合いの方に連絡を取り、どのような基準で選んだのか尋ねました。

 

その中で、とても大事だなと感じたのは、

①年齢制限と②委託成立件数でした。

 

①は、ほとんどの民間団体が45歳を上限としています。たぶん、子どもが成人になった時に65歳以内(働いている)であり、経済的に養えることが大事なのだと思います。

私たちは40~41歳だったので、年齢的には大丈夫でした。

 

②は、とても大事です。インターネットで、

「養子縁組民間あっせん機関実態調査結果」を検索し、トップ3をリストアップしました。

 

このトップ3のホームページを見たり、説明会の日時を確認したりしました。

 

その中で2つの民間団体に絞りました。

 

Aは、説明会があってからの応募書類提出でした。

Bは、応募書類提出してからの説明会でした。

 

当時、

Aは説明会が毎月あり、

Bは説明会が数ヶ月に1度の頻度でした。

 

ということで、

Bに書類提出はしつつも、

本命はAという感じで進めることにしました。

 

 

 

児童相談所での養子縁組

あくまでも主観ではありますが、

児童相談所での養子縁組は、色々な意味でハードルが高いと感じました。

 

⚫里親認定を受けるまで、研修が多い。

⚫やり取りは電話のみなので、仕事をしているとすれ違いが多い。電話に気づいてかけ直そうとしたら、すでに17:00過ぎだったりして、なかなか難しい。メールでのやり取りは不可能とのこと。

⚫新生児を受託したい場合は、里親認定の後も研修があり、長い道のり。さらに、その日程も頻頻にあるわけじゃないので、予定が合わないと厳しい。

⚫新生児になる可能性は少なく、何歳の子が来るか分からない。そうなると、育休をとれる年齢(3歳までしか育休が取れない)よりも高い年齢の子どもである可能性もある。その場合は、仕事をやめないとならない。

⚫もし受託出来ることになった場合、お試し期間が数回あるとのことで、その度に仕事を休まなきゃならない。例えば、週に2回面会に行く、1泊2日、3泊4日、1週間など少しずつ慣らしていくのは良い事ではあるが、育休に入っていない段階でそこまで休むのは仕事柄厳しい。

 

 

などの理由で、共働きの夫婦が児童相談所から養子縁組をするのは難しいなと感じました。もちろん、児童相談所からの受託によるメリットは多いと思いますが、共働きには厳しく、民間団体を探すことにしました。

 

いざ!養子縁組の第1歩!その3

3、児童相談所へ登録 (2021年2月頃)

自分が住んでいる地域から担当の児童相談所を見つけ、面談の予約を取りました。夫婦で面談をしてもらったり、書類に記入したりしました。

 

担当の方はとても温かい方で、安心して色々話すことが出来ました。

 

仕事柄、児童相談所の方々はとても忙しいし、大変であると知っているので、こうやって面談していただけたこと、本当に感謝してます。

 

そこからたくさん研修を受け、里親認定を取るまで、大変お世話になりました。

 

しかし!

実は、児童相談所から養子縁組を迎えるのはなかなか難しいなと感じていました。

 

最初の面談の時から、1人のお子さんに対して70組の養親希望の方々がいると、聞いたのもありますが、その後、色々思うことがありました。

いざ!養子縁組の第1歩!その2

2、知り合いの知り合いに養子縁組をしてる人がいないか?周りに聞く

 

これについては、3人見つけました(笑)

1人目⇒行きつけのカフェの店長さんに相談したら、お客さんを紹介してくれました。

 

2人目⇒仕事仲間に相談したら、知り合いを紹介してくれました。

 

3人目⇒大学時代からの親友に相談したら、ママ友を紹介してくれました。

 

直接話を聞かせてもらったり、メールで連絡させてもらったりしました。養子縁組に至った理由や縁組までの道のり、現状どう思っているかなど、様々なことをシェアしていただきました。

 

みなさん、養子縁組をして本当に良かったと、心から感じているようで、お子さんへの愛が伝わってきました。

 

お陰様で、血の繋がらなくても、愛が芽生えることを確信しました。本当に感謝しています。

 

 

いざ!養子縁組の第1歩!その1

養子縁組を考え始めてやったことは、

1、本やブログを読む

2、知り合いの知り合いに養子縁組をしてる人がいないか?周りに聞く

3、児童相談所へ登録

 

でした。

1つずつ説明していきます。

 

1、本やブログを読む

「養子縁組」に関連する本を買ったり、ブログなどを読みあさりました。そして、気付いたのです!

 

不妊治療のブログは、(自分のブログでもそうであるように)

なかなか願いが叶わない虚しさ、切なさなどが滲み出ています。

 

一方で、

 

養子縁組のブログは、お子さんの成長が愛おしく書かれており、幸せそうでした。

 

そこに驚きました!

 

不妊治療が成功しなかった(または、難しい)から養子縁組という人が多いと思うのですが、

 

成功しなかったのに、

現在は子どもと幸せに過ごしているという逆説的な結果だったからです。

 

ますます、養子縁組に興味が湧きました✨